ほしだのみち

ぼっち腐女子の日常とBL共有ブログ

早く助けて・・・『美しいこと 上・下』木原音瀬/犬井ナオ

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たぁ〜すけてくれ〜〜ι(´Д`υ)

しんっどい、え、しんっっっっど!ツライよ・・・胸が痛いよおお

喉元に何かが詰まるような、締め付けられるような、

そんなのが長く続く切なさ。

そんでなんでもっと早く読まなかったんだ!!

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美しいこと(下)

美しいこと(下)

 

それでもまだ 好きだと思う 自分が 惨めだー・・・

あらすじー

密かな趣味である女装姿で街を歩いていた

エリート営業マン・松岡は、乱暴されていたところを

同じ会社の冴えない先輩・寛末に助けられる。

仮の姿・江藤葉子のまま逢瀬を重ねる内に

寛末に惹かれていった松岡は、抑えきれぬ想いから

ついに自分が男であることを告白する。

しかし待っていたのは思いもよらぬほど強い拒絶だった。

「どんな姿でもきっと君を愛してしまう」

そう言ってくれたはずなのに、どうしてー。

叶わぬ恋の苦しさと美しさを描いた

木原音瀬の最高傑作を待望コミカライズ!

 女装リーマン(つд⊂)

別れた元カノの服を出来心で・・・っていうの

なんでこんなありがち設定になってるんだろうな。

現実でも実はあるあるなのかな?

なんか私が実家出た後に、私の制服を着てみようかという葛藤があったと

だいぶ前に弟からポロリされたことがあったなあ。

もしかしたら思ってるよりそういう興味に動く男性はいるのかもしれない。

 

松岡は金曜日の夜、女装をして街を歩き

待ちゆく人の視線を集めたり男の人に声を掛けられることで

ストレス解消してたんだけど、いやほんと美人ね。

でも美人さんだからって調子乗ったら痛い目あっちゃうよう。

案の定襲われかけ、男だとバレたら殴られ、雨の中逃げる。

おっさん騙されたら躊躇なく殴ってくるの怖いよおおお。

松岡結構陽キャエリートな感じだけどこういうとき

「何だあのクソジジイ!!気持ちワリィ!!」とかじゃなくて、

「・・・こ 怖かった・・・・」なのが可愛いというか乙女というか。

でもすごく自業自得な気がするんだが。・゚・(ノД`)・゚・。

 

雨の中素足で座り込む松岡を助けてくれたのが寛末さん

その日「もう女装なんてしない」ってなってた松岡なんだけど

寛末さんが同じ会社の人だと知って、

会社近くの駅で女装して寛末さんに会いに行く。

これでもう女装は終わりだから・・・って思いながら。

でももう既に寛末さんは女装姿のその彼女に惹かれ始めてるんだよなあ゚(゚´ω`゚)゚。

 

江藤葉子と名乗って女装姿のまま寛末さんとの関係を深めてしまう松岡。

もう寛末さんは江藤葉子に夢中よ。でも松岡はずっと葛藤している。 

それは松岡自身もどんどん寛末さんに惹かれていたから。

「女装とかなしに 話がしてみたいな・・・」

「松岡洋介として出会って・・・」

江藤葉子を消して素の自分の姿で知り合いたいという思いで

意を決して男の姿で寛末さんに声をかけるんだけど、

社内の人間、しかも本当にちょっとだけだけど接点あったのに

「その・・・覚えてなくて・・・」認知されてない!!(  Д ) ゚ ゚

これはショックだ。

そして女装に戻る・・・・(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

 

こういうさあ〜女装モノってさあ〜

バラすかバレるかして男だと知っても変わらず好きだよパターン多いのに

この話はめっちゃ拒絶されるんだよなあ。

傷付くってええ・・・

しかもバラす前にはめちゃくちゃ愛されてて、

「どんな姿になっても きっと捜し出して 愛してしまいます。」

とまで言ってくれたのに、 男だと知った途端に

「顔も見たくないし 話すこともないのに〜」

態度の変わり様!!

 

でもどんなに傷つけられても松岡のなかの

寛末さんを想う気持ちは消えてくれないんだよなあ。

下巻はもうずっとしんどい。

寛末さんのことも江藤葉子のことも思い出さないように

自分の外見を変えて仕事に没頭する松岡。

「・・・少しずつ薄れていくのを待つしかないのかもしれない・・・」

忘れようとするもなかなかすんなりとは行かない。

そんなところに寛末さんとの再会。

しかも松岡の同僚と付き合ってる・・・・

心臓まで抉ってくるよ。やめたげてええ。

もう傷付く松岡がかわいそうで。

だってその子は女ってだけでその人の隣に居られる。

それだけ性別の壁って簡単には超えられないんだよなって思い出させてくれるよ。

 

ここからこの同僚と同僚の女友達と2人のダブルデートが展開。

「寛末さんに会いたくない」と思いながらも

どこかで連絡を待ってる自分がいるし、

ブルデートでもしないと会えないと思ってる自分がいる。

そんなどうしようもない苦しみの中で

でも寛末さんへの気持ちを捨てられない松岡の姿が切ない。

 

寛末さんは優しいけど優柔不断で自分に自信がないから

自分の判断に自信を持てないというか自分の気持ちにすら確信を持てないのかな。

鈍感なのでめっちゃ相手傷つけてるんだけど、(彼女も)

只今寛末さんは自分のことでいっぱいいっぱいなので!!

彼なりに熟考中なので!!(ということにしないとあんまりなのです。)

寛末さんは江藤葉子のこと結婚を考えるほど本気だったから、

彼女を失うと同時に騙されていたというショックがあったよね。

不信感や嫌悪を抱いても仕方ないのかもしれない。

そうだなあ、男を恋愛対象としてなかった寛末さんが

自分の気持に折り合いをつけるまで、それは時間が必要だろうし

ありえないと思って拒絶しても、でもやっぱり気になって、

知ろうとして、自分の気持ちも考えて。

数多のBLがうまくいきすぎて感覚麻痺してるけど

寛末さんの葛藤もごく当たり前なものなのかもしれない。

しかし「君にも 協力してもらえたらと・・・」は甘えすぎでは!?

もう相手もズタボロなのよ・・・

ラストまで心臓ギュギュッと掴まれたわ。

 

まあそんな寛末さんと厳しく尻を叩く松岡の図は

付き合ってしまえばお似合いかもしれないが。

なんかそううまく行かない感じなんかな。

 原作小説はどこまでお話有るんだろ。これは原作を読まなきゃいけない!

この2人の幸せなハッピーライフはどこで読めますか??

ふたりの幸せな姿も拝みたいですよ。

 

小説(講談社版) 

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